シングルマザー&子どもの貧困ミニシンポジウム@荻窪

マザーフェスタが主催するシングルマザー&子どもの貧困ミニシンポジウムに義母と行った。場所はよく行くアンサンブル荻窪


よく、嫁と姑は仲良くなれない、と言ったりするが、私と義母は仲がよい方だと思う(o≧▽゚)o。確かにいろいろ意見が食い違い衝突する事もあるけど、根本的に似ていると思う。


入ったときはすでに始まっていた(うどんを食べ過ぎたせいだね・・・)。 残念だったのがあまり参加者がいなかった、という事。興味がないのか告知が良くないのか(・ω・*))((*・ω・)。

それはともかくシングルマザーと子どもの貧困の現状の説明をふむふむ聞いていると驚きの連続だった。

  • 日本の子どもの貧困は見えない
  • 元気に見える子どもでも家に帰ると、親のDVやまともな食事にありつけなかったりする。
  • OECDの調査(xls)では日本のこどもの貧困率は13.7%。7人に1人は貧困状態にある
  • 母子家庭の子供の貧困率アメリカよりも高い。一位はトルコ、二位がなんと日本!
  • 貧富は遺伝する、と言うが(日本だけではないけど特に)日本ではシングルマザー(と子供)には問題が多すぎる
    • 貧困(突然シングルマザーになるケースもあるので、準備が出来ていない場合も多い)
    • DV(夫から逃げてきて常に不安を抱える等)
    • 住居が見つかりにくい(シングルマザーだ、というだけで断られるケースもあるらしい)
    • 仕事や職種を選ぶ余地がない(より良い仕事より今日食べていくためのお金が必要)
    • 心理的負担が大きい(常に不安を感じていきている。まわりからの偏見や自分が倒れたらこの子はどうすれば…等)
    • 教育格差(お金がないから子供によい教育を受けさせてあげる余裕がない)
  • 無保険の子どもは3万人いる。病院に行きたくてもいけない
  • 46分。子供の一緒に過ごせる時間。共働きの親は113分。働けば働くほど会えなくなる。
  • シングルマザーの平均年収は213万円。
    • アルバイト、パート、派遣などの不安定な職種が多い。
    • 日本のシングルマザーの就労率は世界4位なのに、年収は極端に低い。
  • 日本の子どもに対する政策費が低すぎる。
    • 日本とほぼ同じ人口にあたるスウェーデンは日本の約5倍の国家予算を子どもや妊婦などに割り当てている。
    • スウェーデンでは18歳未満は選挙権はないが、投票権がある年齢まで投資しし、国を支えてるだけの人材に育て上げるだけの十二分のメリットがあると考えている。日本は??
  • 政府が貧困対策は逆効果
    • 政府が貧困対策をすればするほど、日本だけ受け取る給付より支払う負担(税金など)が増えていく。


メモ書きが長くなちゃったけど、まず日本には貧困がまだあって、しかもかなり大きな問題だ、という事を知った。
そして子どもの貧困は早く解決しないといけない、という事も(。-`ω-)ンー 。


子供の成長は待ってはくれない。自分も子どもを育てて分かるけど、子供の成長は本当に早い。

この柔らかい心も体も外に向かって世界を吸収していく大事な時期に、心をふさがれるような環境や目の前が霞んでしまう事が起こってはいけない!!ε=(。・`ω´・。)!!


大人の私たちは、子どもを救う事は将来の自分をも救う事だと理解しなければいけないと切実に感じた。


それじゃ私はどんなことを出来るだろうか……?


講演を聞きながら考えたのが、シングルマザーになったらどのような支援を受けれるか一覧で分かる携帯サイトがあればいいんじゃないかな、と思った。
自分の状況(住んでいる場所や、子供の数、仕事の有無などなど)を入力していくと、検索結果として、受けることが出来る行政の支援一覧や、民間のサポート、他のシングルマザーに出会えるような情報など。


情報を調べるのは大変そうだけど、なんだか出来そうじゃない?


後は、PCがない人が多いらしいので、Debian boxを設定してあげて安くPCが手に入るようにする。
イメージとしてはOne Laptop per ChildたしかこのPCもDebianベースのOSが入ってるはずFedoraがベースで入っているらしい。Debianも直接的ではないけど、このような貧困問題をも手助けできる力を持っているんじゃないか、って強く思った。
Debian developers、みんないつもありがとう!そしてこれで一気にDebianユーザーが増えるかもしれないwww


寄り道しちゃったけど、前々から気になっていた事なので何かしら行動を起こしていきたいと思う。
こうご期待!


この日記を偶然にも読んでしまって、もし自分にも何か出来ることがあるんじゃないかな、と思ったらまずは誰かとそれについて話すことからが第一歩だよ♪ 貧困を意識化する、というのはとても重要な作業だから☆(ゝε・`)